DroidKaigi2018で発表した内容の補足とスタッフとしての役割
DroidKaigi2018でスピーカーとして「認証と認可と君と」というタイトルで話してきました。
また、併せて微力ながらもスタッフとしてお手伝いさせていただきました。
スピーカーとして
さて、技術的なところは今後ステップバイステップでコードともに説明していくと思うので、本稿ではエモいパート(序盤と終盤)のところのフォローをしようと思います。
序盤のエモい部分
序盤は何故、@ken5scalがこのテーマを攻めようと思ったかをFintechと業界絡めて話しています。 金融APIに求められるセキュリティ~APIDays Paris講演より|2017年2月号|金融ITフォーカス|刊行物|NRI Financial Solutions
上記の記事にある通り、Fintechという金融ビジネス上のイノベーションで、注力されようとしている分野は3つあると言われています。それが1) AI 2) Blockchain 3) オープンAPIです。その中でも特にオープンAPIに注目しています。企業単体ではできない・持てない価値を交換する窓口および経路として、シルクロードのような存在になると思っているからです。
そんなAPIを安全に守るため様々な対策が必要なのですが、そこで重要なのが認証と認可です。アクセス制御として第一の入り口となる認証・認可こそオープンAPI時代の要だと思い、今回のDroidKaigiのテーマとして取り上げさせて頂きました。
終盤のエモい部分
いくらOAuth2.0やFIDOを実装したところで、リスクから解放されることはありません。それぞれの仕様を安全たらしめているものがいつ危殆するかわからないからです。従って、目を光らせて最新の情報を追わなければなりませんが、既存の仕様を理解しつつ、常に最新を追うのは、これはなかなか骨です。そこで仲間が必要になるわけですが、なかなかセキュリティと開発が交わるチャンスは少ないです。願わくば、本セッションを通じて、すこしでも認証・認可について面白いと感じて頂いて、価値をユーザーに安全に提供するための仲間になっていただければ幸いです。
スタッフとして
相変わらず最高のチームでした。そんなチームですが、一端の中小企業の規模になりつつあり、参加者様も過去最多になりました。そのような状態で、どのように円滑・安全に運営していくかが、今後のワイの仕事になりそうです。 宜しくお願いします。